【渋谷】不動産売却を成功させるには 流れを把握して業者とよく相談すること

不動産を高く売るには、売却活動を行ってくれる業者選びが重要になります。業者によって得意なエリアや物件が違うため、売り出し価格も異なるのです。業者が苦手とするエリアで物件を高く売り出したとしても、早期売却ができる可能性は低いでしょう。

つまり不動産を高く売るためには、物件に合った業者を選ぶ必要があります。こちらでは、業者を見極めるための2つの方法を紹介します。

◇複数の業者に査定を依頼する

物件に合った業者を探す最も簡単な方法は、複数業者から査定を取ることです。査定では一般的に、数ヶ月以内の売買契約を想定した金額が示されます。つまり、各業者が「この金額なら売却可能」と判断した価格になるので、高い価格を提示している業者が物件に合っているということになります。

また、複数の査定を受けることで相場を知ることができるため、提示された金額が「高い」のか「安い」のか判断できるようになります。契約後のトラブルを防ぐためにも有効なので、不動産売却の際は複数業者に査定を依頼することをおすすめしています。

◇査定額の理由を知る

物件に合った業者を見極めるには、査定額の理由を知ることも大切です。査定はあくまで「売れるだろう」という予想の金額なので、実際の価格ではありません。そのため、額面よりも「なぜ売れると判断したのか」が重要になります。

査定額は業者ごとの得意・不得意によっても変動しますが、基本的に以下の要素によって決定されています。

・周辺地域の取引事例

査定は、過去同じ地域で販売した物件の価格や条件を参考に行われます。地域によって相場があるため、周辺の類似物件と明らかに違う査定額になっている場合は注意が必要です。

・土地の価格（公示価格）

日本では、国土交通省によって土地ごとの価格が提示されています。公示価格は一般に公開されている情報なので、不動産業者でなくても閲覧が可能です。多くの不動産では、この価格を参考に土地の値段を算出しています。

・物件の立地、状態

賃貸の家賃同様に、駅までの距離や築年数、周辺の施設などが査定額に影響します。一般的に利便性の高い物件や新築物件は査定額も高く、人気な傾向にあります。

このように、様々な要素によって査定額は決定されています。査定を受けたら、なぜその金額になるのかを説明してもらいましょう。説明が丁寧な業者であれば、売り出し価格の設定も適切に行えるため、失敗しない売買契約ができるはずです。

不動産売却を成功させるためには、不動産業者と契約した後も積極的に売却活動を行うことが大切です。こちらでは、売却までの流れや円満に契約を成立させるためのコツを紹介します。

◇売却の流れ

まずは、不動産売却の流れを解説します。査定から引き渡しまでの流れは、以下のとおりです。

・売却物件の査定

・不動産業者の選定

・媒介契約（売り出し価格の設定等）

・売却活動

・売買契約締結

・引き渡し

取引完了までにかかる期間は、平均して3ヶ月から半年程度です。売却が決まらない場合はさらに時間がかかるので、余裕を持った計画を立てる必要があります。

◇売買契約を円満に進めるコツ

物件が売れないと維持費ばかりがかかってしまい、コスト的にも精神的にも苦しくなってしまいます。早期売却を決めるためには、率先した「売却活動」が重要です。

売却活動とは物件売却のための営業活動で、広告などの基本的な活動は不動産業者が行ってくれます。こちらでは、より物件売却が決まりやすくなるコツを紹介します。

◇内覧に向けて清潔な物件を保つ

物件に興味を持った方が、契約前に内覧を申し込むこともあります。実際に物件を見て回る際に、清潔さや住み心地の良さをアピールできれば、契約はスムーズに進むでしょう。しかし、内覧で購入希望者に不快感を抱かせてしまった場合は、売却が困難になります。そのため、掃除やメンテナンスを行い、清潔感のある空間を保つことが大切です。

特に水回りやキッチン、玄関や収納などは重点的にチェックされます。油や水垢、土埃等があると不快に感じる方も多いため、清潔な空間を演出できるように意識しましょう。

◇価格交渉にも柔軟に対応する

不動産の契約では、購入前に価格交渉を求められることも珍しくありません。売主が「できるだけ高く売りたい」と考えているように、買主も「できるだけ安く買いたい」と考えているからです。価格交渉に応じると、「こちらのお願いを聞いてもらえた」というポジティブな印象を与えることもできるため、時には柔軟な対応が必要になります。

また、あらかじめ価格交渉を想定した売り出し価格を設定しておくのも一つの方法です。値引きをする前提で少し高めの金額を提示することで、物件の価格を下げすぎずに交渉することができます。

ただし、価格の設定は相場の見極めが大切なので、不動産業者と相談して決めるようにしましょう。