【渋谷】不動産売却にかかる期間 マンション売却も業者にお任せ

不動産売却の手続きを始めてから売れるまでは、時間がかかります。一つの作業だけで数週間かかることに注意してください。こちらではマンションを例として、売却手順ごとに必要な期間をまとめました。

◇不動産情報の確認

売却予定の不動産情報を確かめなければなりません。例えばマンションの場合、情報を集めるだけで以下の期間が必要です。

・土地関連書類の収集、権利関係チェック：約2週間

売却手続きでは不動産関連の書類を集め、権利関係を確かめる必要があります。一戸建てや土地では境界線チェックも重要ですが、マンションだと測らなくてよいことがあります。いずれにしても不動産情報の確認だけで約2～3週間は見積もってください。

◇不動産の価格調査と査定

不動産を売るときは、適正価格の調査と価格査定が重要です。一般的に以下の期間を要します。

・適正価格の調査：約3日間

・価格査定の依頼：約3週間

適正価格の調査は欠かせません。別の人に不動産を買ってもらうには、相場の認識が大切だからです。そこから価格査定に入るなら、約3～4週間は見積もってください。

◇不動産の売却依頼から引き渡しまで

不動産売却手続きを始めてから引き渡しまでは、以下のようなスケジュールを想定しておきましょう。

・不動産会社への売却依頼：約2週間

・業者による売却活動：約3ヶ月

・申し込みから売買契約を結ぶまで：約1週間

・契約成立から引き渡しまで：約1ヶ月

売却依頼だけで約2週間かかるのは、信頼できる業者探しや媒介契約の手続きがあるからです。そのあと売却活動に入りますが、買い手が現れるまで最長3ヶ月は見積もりましょう。そこから買主との契約に至り、物件を引き渡すまで1ヶ月あまりかかる点に注意が必要です。

総合的に考えて依頼から物件引き渡しまでは約4～5か月かかると覚えておきましょう。

事情があって早く物件を売りたい方も多いでしょう。そこで売却期間を短くするコツを覚えておきましょう。こちらでは次の3つを紹介します。

・適正価格での売却を計画

・引っ越しシーズンを狙う

・見た目をきれいにして印象を上げる

◇適正価格での売却を計画

不動産を早めに売るなら、適正価格をつけることが重要です。相場通りの値段で売り出せば、買い手が現れる可能性があるからです。相場より安すぎると訳ありと思われかねませんし、高すぎると買い手の興味を引いてもらえません。

適正価格を知るには、不動産業者の査定が重要です。複数社から査定結果をもらえば、いくらで買ってもらいやすいかがわかります。例えば3社から見積もりを受け、2社から4000万円台、1社から5000万円台という結果を受ければ、4000万円台の方が売れやすいと判断することが可能です。

高い価格で売ろうと欲張ってはいけません。あくまでも相場通りの価格設定が、買い手の興味を引くコツです。

◇引っ越しシーズンを狙う

引っ越しシーズンを狙うと、売買契約が早く成立するかもしれません。毎年2～3月や9月は、新生活で新しい家を求める方が増える傾向があるからです。こうした時期を狙うと、短期間で買い手が現れる可能性があります。

特定シーズンを狙うときは、理想の売却時期に合わせたスケジュールを組んでください。例えば2～3月に売りたいときは、1月に物件の宣伝を始めることが大切です。このように計画的な戦略のおかげで、早めに取引を成立させられるかもしれません。

◇見た目をきれいにして印象を上げる

売却予定の不動産では、掃除を徹底しましょう。外面だけでなく部屋の中もくまなくきれいにしておきます。特にマンションは内覧が想定されるため、どの部屋も清潔に保っておきましょう。

忙しくて掃除に時間を取れないときでも、玄関や水回りだけはきれいにすることが大切です。これらは内覧客の第一印象を良くするうえで欠かせません。不動産をきれいに保つ努力が、物件としての好印象につながります。